いつか書いてみたかった「わたしの卒婚」
なかなか書けなかったのは、卒婚に対する認識が自分と周りとでは大きく違っていたから。
卒婚して早4年。
ほんの数年前のこと。
今では多くの人がカミングアウトしてるけど、当時は結構冷ややかだったかも。
「卒婚しました」の葉書を送ったときは、いろいろ反応があってビックリ!
先ず、
①卒婚という言葉を知らなかった人。
調べてくれたらしい。
そして応援してくれる人と、今さらどうすると心配してくれる人に分かれた。
②卒婚を離婚と同一視してる人。
何か慰めの言葉をかけてくれて心配してくれて、いい人見つけなさい!なんて励ましてくれた。
③理解できない人。
離婚する必要が無いのに、わざわざ別居する意味がわからないという感じ。
怒りだったり同情心だったり。
④羨ましいと思うけど自分には無理という人。
子育て卒業したらセカンドライフは自由にしたいけど、離婚するほどの難が無ければ、夫婦は一生添い遂げるもの。
喧嘩ばかりでも悪態ついてても、ひとりは寂しいし孤独死とか嫌だし、何よりも経済的な理由が壁になってるって。
ありがたいことに仕事や住む場所など、問題なく話が進んだので、私たち夫婦はめでたく別居型卒婚をすることができました。
けれど、夫の認識は何かやましい事と思っていたらしく、卒婚の事実は最初隠していたのよね。嫁に逃げられた夫なんて思われたくない、男のプライドかな?
ただの思い込みなんだけどね。
だって、見方を変えれば奥さんに理解のある旦那さんよ。
わたしの友人は皆んなそう言ってたもん。
まあ結局、隠しきれなくなって周りに話し始めたら、意外と理解があって、と言うか、他人のことなんて誰も気にしてないことを知って安心したらしい。
かえって、羨ましがられたり、どうしたらいいか相談に乗ってほしいと言われたり。
そして、やっぱり奥さんに理解のある旦那さんと称賛されたらしく、気分よく過ごしているみたい。
でも何で、奥さんに理解のある旦那さんなんだろうね。
旦那さんに理解のある奥さんとは言われないってことは、奥さんのワガママって思われているのかしら? 今頃気付いた私・・・
夫が楽チンならそれでいいってことで、細かいことは気にしないで行きましょう!
大事なことは、卒婚によってお互いが幸せで笑顔になれることだもの。
困った時はお互い様の精神で、何かあれば一番に駆けつけてサポートし合う。
たまには家族みんなで食事する。
そんなペースで過ごしています。
自分のことは自分でやる。
夫は、この経験で、意外と家事が得意な自分に気付いたそう。
さらには、私がいかに自分の時間を削って、家族のために動いていたのかを身をもって実感したとか。
だからこの卒婚は必要だったとも言ってくれました。
これってすごい進歩です。
誰もが卒婚に向いているわけじゃないと思います。
私たち夫婦は、この関係性が最良だったってこと。
新しい時代は、夫婦の在り方が変わっていくと言われていますね。
もっと自由な関係性になるとも。
もっともっと新しい関係性が出てくると思います。
自分達にとって最良な関係性で、幸せを満喫できたらいいですね。
もう誰か一人が我慢したり、世間体を気にしながら生きていく時代は終わりました。
人生100年時代。
動けるうちに自由は謳歌したほうがいい。
自分の人生は自分で切り拓けばいいんです。
あっ、わたしは重大な決断の時には直観を駆使していますけどね。
卒婚も、直観と勇気でした〜